「母乳育児」が出産でのトラウマ解放に重要な役割をしている!

今回は、出産時に起きた骨格的な捻れ・歪み等のトラブルを解放するのに『母乳育児』がどれほど重要な役割を担っているか そのメカニズムについてお話ししたいと思います。

赤ちゃんの頭蓋骨・骨格は大人のものとは違い、柔らかく、数も多く細分化されています。だからこそ、何時間もかけて狭い産道を骨を重なり合わせたり形を変えて、通って出てくることが出来るのです。

その結果、全ての生まれたての赤ちゃんは必然として大なり小なりの頭蓋骨・骨格に捻れ・歪みを持っています。

その捻れ・歪みを解放し、あるべき姿に導くのに『母乳育児』が大変重要であることが、日・米・欧のたくさんの赤ちゃん達を治療してきてわかりました。

母乳を飲むときの赤ちゃんの口蓋内の『吸てつ力』は、哺乳瓶で飲むときと比べて『数十倍』もの強い力がかかるといわれています。

この力強く生命力に溢れる『吸てつ力』こそが、赤ちゃんの頭蓋骨・骨格に起きている捻れ・歪・トラウマ等を解放するメカニズムの原動力なのです。

さて、傍から見ると赤ちゃんはごくごくと美味しそうにお母さんのおっぱいを飲んでいるだけのように見えますが、骨格的には素晴らしい連係プレーでこの営みが行われています。

まず、お母さんの乳首が赤ちゃんの凹んだ上顎にキチンとはまることが大事です。

そして、次にしっかりと力強く吸てつすることで、上顎骨(じょうがくこつ:2つに分かれている)→鋤骨(じょこつ)→蝶形骨(ちょうけいこつ:3つに分かれている)→後頭骨(こうとうこつ:4つに分かれている)→側頭骨(そくとうこつ:3つに分かれている)→頭頂骨(とうちょうこつ:2つに分かれている)→前頭骨(ぜんとうこつ:2つに分かれている)等々の骨がそれぞれ調和を持って、共鳴、共振しながらギアのように動きます。

その『生命の波動』ともいうべき振動が頭蓋骨中・全身に行き渡り、捻れ・歪等を解放に向かわせていくのです。

その結果、血液、脳脊髄液、ホルモン、気の流れが改善され、脳のストレスが激減していきます。

この機能が作用できるのは、柔らかくそれぞれの骨は隙間だらけで自由にその形を変えることが出来るという特徴を持つ赤ちゃんの時だけなのです。

母乳育児の大切さが、ただ単に栄養価の問題だけでなく、赤ちゃんのこれからの将来の骨格・頭蓋骨(中枢神経系)・成長・発達・免疫等にまで影響することが解かれば、簡単に哺乳瓶を勧めていくことに危機感を感じます。

この構造力学的な解剖学は、助産師・医学関係の学校でも教えていません。

例えば、赤ちゃんの母乳の吸い方が下手・弱い、身体をエビ反りに緊張させて飲ませづらい、いつも片側しか向けない、絶えず泣いている、床に置けず寝つきが悪い、目を合わせない、頭が絶壁で変形している…等々の赤ちゃん達には、まだ頭蓋骨、身体のどこかに捻れや歪がある証拠です。

お母さん方はいろいろなところに相談に行きますが、「そのうち治りますから、様子を見ていましょう」と言われることがほとんどです。

骨格的・解剖学的根拠のない無責任な答えでは、根本的な改善にはなりません。

また経過観察的な立場を取ることも私から言わせれば、自然治癒力で自ら改善していく時期をみすみす逃していくのみで本当にもったいない!の一言です。

 

一刻も早く、赤ちゃん達からトラブル・苦痛が消え去り、親子で楽しい子育てが出来るようになってほしいというのが私の願いです。

頭蓋仙骨療法では、赤ちゃんのトラブルやお母さんの骨盤ケアのためのお手当て法がいくつもあります。

しかもこの療法は、薬も器械も使わず『手』だけでやさしく触れていくのでデリケートな妊婦さんや赤ちゃんにうってつけのお手当て法だといえます。

私は、2000年より日本の助産婦さんに現場で実践出来る頭蓋仙骨療法をお伝えしてきました。そして、全国の助産婦さんから今まで現場で起こっていた数々の問題ケースが驚くほど速く改善するという報告がたくさん届けられています。

これからの日本を元気にしていくには、「産んで良かった」「生まれてきてよかった」と母子ともに幸せで元気でいられることが一番です。

その最先端にいらっしゃる助産婦さん方がこれからの日本を支えていく第一人者だと思っています。

そんな助産婦さん達が現場で自信をもって責任ある仕事を全うしていくのをサポートするのも私の大切な役目だと思っております。

みな様からのいろいろなご意見を楽しみにお待ちしております。

ありがとうございました。

研究脳機能

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