アメリカから拠点を日本に移して今年で13年目となりました。
アメリカ在住のしっかり者の長女が、メイン州公認セラピストのライセンス更新申請を毎年欠かさずやってくれています。親孝行な娘を持ってホント、幸せです‼︎
アメリカは整体業(マッサージセラピスト)は免許制となっていて、日本のように(乱暴な言い方をすると)誰彼でも開業して報酬を得るということは出来ません。
才能に恵まれてやる気さえあれば誰でもチャレンジできる自由がある反面、清濁混同ではないですが、実力も内容も多種多様の整体師がいて今や乱立の状況です。
大人は自己責任でいろいろな療法を試して自分の好みに合ったところを探すのも良いかと思いますが、発達に何らかの困りごとを持つお子さんに対しては、ご両親が施術者がどこで学んだか、どんな経歴をもっているか、またHPなどの記事を読んでプロとして信頼がおけそうか、等々しっかりと調べて吟味された方が良いかと思います。
一番多いのが、自宅から近いという理由。子どもの学校やご両親の仕事の関係等で時間の制約があるのは重々承知していますが、「何を一番大事にするのか」「何を一番望んでいるのか」という本当の心の声を基準に物事を選んでいただきたいと思っています。
「自宅から近かった」というのは、自分の本質の部分からの答えではなく、頭で考えた思考による「都合の良さ」ですね。
お金の面でも考えても、交通費やさまざまな費用を考えると近くの方が良いとその時はそう考えるかもしれませんが、「専門のことはよく分からないけど○○ちゃんも行っているし、何となく良いのだろう」というそのエネルギーレベルと引き合うところにお金を使うのが本当に賢明なお金の使い方でしょうか?
私どものところには、沖縄や北海道からも飛行機や電車を乗り継いでお子さんを連れて来られるご家族がいます。時間やお金の大切さだけでなく、そのご家族が何を一番大切に思っておられるかを感じるからこそ、私どもも自分の命の力を精一杯出して全力でお応えしています。
でもね、ほとんどのお子さんは「マッキー先生のお家に遊びに行った」と思っているようです。だって、おもちゃで遊びたい子はおもちゃで遊ぶし、絵本を読みたい子は絵本を読むし、ボール遊びしたい子はボール遊びするし、自由にしたいことさせてもらえるから初めは緊張気味だった子も途中から本領を発揮して好きな遊びに熱中し、帰る頃には「帰らない!」という子もたくさんいます。
そんなお子さんの大切なかけがえのない時間を私たちと共に過ごすために足を運んでくださるご両親には心から感謝しています。
ライセンスの話から少し逸れてしまいましたが、「ご縁」が無ければ誰とも出会うことは無いのですから、自分が結ぶ「ご縁」、これからも大切にしていきたいと思います。
藤牧 仁子