藤牧式ホームプログラムの4つの柱

脳の「神経可塑性」を活発化させる

  −神経可塑性の技

ここまでお読みになって「うちの子はもう既にX歳になってしまったからプログラムを始めるのには遅すぎるのではないか・・」と悲観的になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。そうではありません。脳には「神経可塑性(しんけいかそせい)」という素晴らしい能力があります。「神経可塑性」とは簡単に説明すると消失や損傷があっても新たに神経回路を構築・補填する能力のことです。

神様からの贈り物のような脳のこの素晴らしい能力を効率よく最大限に活かしていくと先述のような医師も見放すケースでも『奇跡』が起こるのです。しかし我々は決して「奇跡」だとは思っていません。脳の持つ素晴らしい「神経可塑性」のなせる業なのです。

認知症高齢者でも脳にたくさんの刺激を与え鍛えていくと、どんどん脳が活性化して機能が向上するという研究データはたくさん出てきていますね。脳は刺激を与え鍛えれば必ず変化があります。何事にも遅すぎるということはありません。お子さんのために自ら何かやりたい!と思った 「今」 がベストのタイミングです。しかし闇雲に刺激を与えていっても効率は上がりません。

「脳の6つの重要な基本機能」 に着目
「生物進化過程に伴う脳神経科学」に基づいて作成する

「成長発達マップ」 をもとにした「成長発達療育プログラム」でより効率の良い方法でひとつずつの目標に向かっていくことが出来ます。

プログラムの4つの柱

  −成長発達マップ

私共は、オリジナル「成長発達マップ」をもとに、ご家族で毎日行うホームプログラムを作成します。

このホームプログラムでは、ひと通りの効果の出方の見える6か月を目安として我々とご両親が同じ目標を共有します。

例えば、「○○が出来るようになる」という目標を立てますが、それが一年後のいつか・・などという曖昧なものではなく、そのお子さんの現在の状態で毎日こなせば4~6か月先に達成できるという具体的な見通しを立てたプログラムを作成します。

脳幹部(延髄・橋・中脳)・小脳=<爬虫類の脳>⇒  呼吸・体温・循環・嚥下・食欲調整・意識の維持・筋の緊張や姿勢反射など生命維持に欠かせない重要な営みを司る
大脳旧皮質 = <古哺乳類の脳・辺縁系> ⇒  情動にかかわる脳
大脳新皮質 = <哺乳類・人間の脳> ⇒  時間や概念を理解する働き・言葉や記憶を司る

上記を効率よく発達させるために、

1)運動プログラム
2)知的プログラム
3)食育プログラム
4)頭蓋仙骨療法

この4つを柱としてプログラムを作成します。

1)運動プログラム

「多感覚刺激法」を取り入れます。五感(視覚・聴覚・触覚・臭覚・味覚)のうち、 少なくとも2つ以上の感覚を同時に刺激する運動を行います。

バランス能力・体幹協調機能・目の収束機能等の向上のため、前庭器管へコントロールされた刺激を与える運動を数種類組み合わせ、1回何回を一日何セットするかをお子さんの状態に応じてプログラムを立てていきます。

特に脳幹部はしっかり発達させておかないとそこから上の段階の辺縁系・新皮質にまで正確な情報が行き届かず、また新皮質・辺縁系から出ていく指令も末梢神経まで伝わっていきません。

さらに、脳神経は12対ありますが、そのほとんどが脳幹部にある神経核とつながっています。

この爬虫類の脳といわれる生命維持を司る一番原始的な脳幹部に効率よく刺激を与える運動プログラムを作成します。

2)知性プログラム

フラッシュカードを使用します。カードには絵カード、単語カード、文章カード、ドッツカード等々様々な種類のカードがあります。これらのカードをただ闇雲に高速で多量に見せたとしても、正確な内容が脳には入っていきません。それはなぜでしょうか?

大切なことは、お子さんの視覚機能(収束力、どちらの目で焦点を合わせているか、眼振はないか、焦点の合わせられる距離感覚、等の視機能レベル)と聴覚機能(聴覚過敏はないか、両耳でちゃんと音を聞き分けているか、等の聴覚レベル)を正確に把握した上で、上記カードの豊富な情報を入力していきます。

とてもデリケートな脳に視覚と聴覚から情報がダイレクトに入っていくので、教材のサイズ、見せ方、速度、一度に見せる枚数と回数 等を慎重にきめ細かく決めていきます。

そして、そのようにしてお子さんが会得した情報をご両親が組み合わせ再編成しながら、さらに深く、広い情報として組み立てていかれるように、ご指導していきます。

3)食育プログラム

  −血液の質を良くする食事。

何故うちの子は多動なのか?集中力がないのか?疲れやすいのか?すぐ風邪・中耳炎・喘息・アレルギー性疾患になりやすく免疫系が弱い‥‥のか?大きな理由に日頃食している物に原因があります。そのために、食事の見直しをしていただきます。脳の健康な発育に必要な食事法をマクロバイオティック(穀物菜食・食養生)の観点からお伝えしていきます。

上記1)運動プログラム2)知性プログラム、下記4)頭蓋仙骨療法も、脳と身体の細胞がよりよい状態・環境のもとではじめて効率よく機能します。

それには血液の質がとても重要な要素となります。血液の質がより良く改善された上でプログラムを実践されると脳と身体の発達・成長に著しい変化が見られます。

脳・脊髄・抹消神経の周りやそれらの中へ浸透して汚れや不必要な物を排泄する機能もある脳脊髄液も血液から作られています。

栄養と酸素をたっぷり含んだ新鮮でサラサラした血液と糖分・油分過多の酸化した食べ物から作られたドロドロの血液では、脳と身体の発育に大きな違いがあることは、少しイメージしただけでもお分りになるでしょう。

しかも身体の中で一番多く血液を使用する場所は「脳・中枢神経系」です。その血液の質を改善することが一番の近道です。そのために質の良い食事法がとても重要になります。

そして、我々はお子さんに必要な栄養や脳内神経伝達物質をサプリメントで補い、摂取するための栄養指導はしておりません。現在では研究も進み良質な製品もたくさん販売されているかとは思いますが、星の数ほどの中からそれらを選び出すことより、まずは、摂取したものが効率よく腸で吸収できるように腸内環境を整え・維持させていくことの方が重要だと考えております。

現代では食品添加物等に含まれる化学物質や重金属が体内に蓄積されている弊害の方が深刻な問題ですので、「健全な排泄・解毒」をより重要視しております。

この「排泄・解毒」作用が機能しない限り、どんなに優れた食品・高価なサプリメントも十分に吸収されず、その役目を果たせません。腸は脳の発達と密接な関係を持っていることは広く知られています。まずは腸の働きの改善を行っていきます。

この食育プログラムでは、毎日のご家庭で活かせる、血液の質を向上させ、排泄・解毒を促すための食材や調味料の選び方やお子さんの状態に合わせた調理法(蒸す・煮る・焼く等)をご指導させていただきます。

自然の一部としてのマクロバイオティック。

障がいのあるお子さんたちは、一様にして気候・季節の変化・天体の動き等にとても敏感に反応します。社会のシステムに組み込まれて鈍感になっている我々大人と違って、彼らは自然の営みに繊細に反応する素晴らしいセンサーを持っています。

しかしながら、周りの社会が、大人たちがそれに対応する知識と術を持たないが故に、彼らは時に自然の変化をダイレクトに受けすぎてしまうことがあるのです。それが発作や極端な多動などという形で表れてしまうことが多々あります。

私は、マクロバイオティックを35年以上実践・指導してきております。今や、マクロバイオティックは(有名なハリウッドスター達が食していると話題になったこともあり)、ひとつのブームとなっているようですが、「これを食べると病気が治る、健康になる」というものでは決してありません。

私たちのからだは、口に入ってくるもので 養われ、成長し、そして老いていきます。日本は世界でも珍しい、『四季』がはっきりした国です。春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の美しい花が咲き、美味しい作物が実ります。

私たち人間も自然の一部なのですから、四季の変化に応じて、その時々の恵みを身も心もいっぱいいただいて楽しみ、味わうのが本来のあり方だと思っております。

今や、季節に関係なく、一年中様々な食材が食卓に並ぶようになりました。本来の季節でない時に作物を収穫しようとするとその作物にたくさんの無理(農薬・化学肥料)をさせてしまいます。そんな無理をして元気のない生命力を失った食材を私たちが口にすると当然私たちも生命力の乏しい元気のない身体・脳になってしまいます。

『自分が今自然の一部として生きているのか?』

このことを基準にひとつひとつを判断し選択していく。

それは、生命力に溢れた元気いっぱいの身体を使って自分のやりたいことや夢を成し遂げ、楽しく自分の人生を生き切ることに他ならないのです。

私は 『マクロバイオティック』をこのように捉えており、このような観点からお子さまのまたご家族皆さんの健康を考えていきたいと思っております。

4)頭蓋仙骨療法

頭蓋仙骨療法は、日本ではまだあまり知られていませんが、米国のウィリアム・サザーランド医学博士により開発され、その後 ジョン・アプレジャー医学博士等により体系づけられ、医学現場等で広く用いられている療法です。

海外では、成人・子ども共に、脳性まひ・てんかん・ダウン症・染色体異常・脳脊髄液減少症・発達障がい(自閉症・アスペルガー症候群・ADHD・LD 等)にとても効果の高い療法としても広く知られています。

中枢(脳・脊髄)のどこかに捻れ・歪み・癒着があると(頭蓋仙骨療法では特に硬膜に着目します)、血液、脳脊髄液、ホルモン、気の流れが滞り、その結果十分な酸素や栄養が供給されず脳疲労から機能低下・誤作動を起こしてしまいます。

この療法の最大の特徴は、ギューギュー押したりもんだりせず、5gタッチといわれる繊細なタッチで触れていき、中枢(脳・脊髄)の緊張をやさしく解放していきます。

当プログラムでは、数あるテクニックの中から、ご両親がご家庭で出来る 簡単でありながら効果の高いお手当て法を厳選してお伝えしています。

また、代表藤牧の施術をご希望の方は通常料金より割引の料金で受けていただける特典があります。