ヘルメット治療が必要と言われたら。赤ちゃんの頭と発達を考えるもうひとつの視点

当センターでは、頭の形だけを見るのではなく、赤ちゃんの身体全体、そして発達の視点から頭蓋仙骨療法を行っています。

「頭の形が歪んでいるから整える」という考え方ではなく、「なぜ、そのような状態になっているのだろう」「赤ちゃんの身体は何を伝えようとしているのだろう」という視点を大切にしています。

赤ちゃんは言葉で訴えることはできませんが、身体はいつもたくさんのサインを私たちに伝えてくれています。向き癖、反り返り、おっぱいの飲みにくさ、抱っこを嫌がることなど、一見別々に見える困り事も、実は身体全体のつながりの中で起こっていることが少なくありません。

頭の形も、その大切なサインのひとつです。

私たちは、頭の形だけを見るのではなく、頭蓋骨の動きや硬膜の緊張、身体全体のバランス、そして赤ちゃんの発達を総合的に見ながら、その子が本来持っている力が十分に発揮できるようお手伝いをしています。

頭蓋骨は一つひとつが呼吸をするようにわずかに動いています。頭蓋仙骨療法では、その本来の動きを妨げている緊張や歪みをやさしいタッチで解放し、身体が本来持っている働きを取り戻していくことを目指しています。

また、赤ちゃんの時期は脳が爆発的に発達する、とても大切な時期です。うつ伏せや腹ばい、高ばい(四つ這い)など、その時期に最適な運動を通して中枢神経系の発達を促していくことも大切にしています。

ヘルメット治療を勧められて迷っておられる方、治療開始時期を過ぎてしまい不安を感じておられる方、どうぞ一人で悩まずにご相談ください。

外側から形を整えるという視点だけでなく、「身体は何を伝えているのか」「私たちに何ができるのか」というもうひとつの視点から、赤ちゃんの発達を一緒に考えていければと思っています。

頭蓋仙骨療法や発達支援について、日々の臨床や学びの中で感じたことをお伝えしています。脳や発達のこと、子育てやお仕事のヒントとしてお役立ていただければ幸いです。

藤牧 経乗

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