【10/18 千葉】歯科医と助産師がタッグを組んだ!赤ちゃんの発達を「機能」と「構造」から考える

10月18日(日)、千葉県市川市で、

「赤ちゃんの発達と 頭蓋仙骨療法概論」

を開催していただくことになりました。

今回の千葉セミナーは、ちょっと面白いご縁から生まれました。

きっかけは、歯科医療者の方々との出会いです。

歯科の先生たちが、なぜ赤ちゃんの発達を学ぶの?

昨年、歯科医療者の勉強会を企画されている歯科衛生士さんから、「ぜひ藤牧先生に話をしてもらいたい」とお声をかけていただき、藤牧が歯科医師や歯科衛生士の皆さんに、赤ちゃんの発達についてお話しする機会を何度かいただきました。

実際にお会いしてみると、歯科医療者の皆さんは、赤ちゃんの発達についてとても熱心に勉強されています。

藤牧の講義を聞いたあとには、

「なぜ腹ばい・高ばいが乳幼児期に大切なのか、今まで漠然としていたところがつながった!」

という声もいただきました。

そして、もう一つ。

歯科医療の現場では、

「いつも口がぽかんと開いている」
「顎が狭い」
「噛み合わせが気になる」

など、さまざまな困りごとを持つ子どもたちに出会います。

でも、その子の身体の発達は、歯科を受診する1歳、2歳になって突然始まったわけではありません。

生まれたとき。

おっぱいを吸っていたとき。

うつ伏せになったとき。

腹ばいをしたとき。

高這いをしたとき。

そして、自分の足で立ち上がるまで。

一人の子どもの発達は、ずっとつながっています。

歯科医療者の皆さんとの学びを通して、「口」だけを見るのではなく、もっと前の赤ちゃんの発達から一緒に考えることの大切さを、私たちも改めて感じるようになりました。

「なぜ?」を追いかけて、千葉から夜行バスで奈良へ

そして今回のセミナーを主催してくださるのが、千葉県の宮﨑助産師です。

宮﨑さんには、ちょっと面白い経歴があります。

もともとは工学部出身。

仮説を立て、実験し、その結果を検証する。

そんな「なぜ?」を一つずつ確かめていくプロセスが、学生時代から身についている方です。

卒業後は報道カメラマンとして働いていました。

その後、ご自身が自然出産を経験します。

「人生の中で、こんなにも素晴らしい経験ができるんだ」

と深く感動したそうです。

そして、生まれてきたわが子が可愛くて、可愛くて仕方がない。

こんなにも愛おしい気持ちが自分の中から湧き上がってくる――。

その経験から、

「私も、お母さんと赤ちゃんのこんな時間に関わる仕事がしたい」

と、報道カメラマンから助産師へ転身されました。

ところが、実際に助産師として現場に立ってみると、分からないことが次々と出てきます。

「なぜ、こうなるんだろう?」

「このお母さん、この赤ちゃんに、何かできることはないんだろうか?」

職場で尋ねても、自分が納得できる答えがなかなか見つからない。

もともと「なぜ?」と思ったことを、そのままにしておけない宮﨑さんです。

そんなふうに悶々としていたとき、藤牧の講演を聞く機会がありました。

そこで、

「私が知りたかったことは、これだ!」

と思ったのだそうです。

それからの行動が、すごい。

千葉での勤務を終えて夜行バスに乗り、奈良へ。

藤牧の講座に参加して、また千葉へ戻る。

それを何度も繰り返しながら、赤ちゃんの発達や身体の見方、発生学、頭蓋仙骨療法について学びを重ねてこられました。

ただ「この手技をすればいい」と方法を覚えるのではなく、

なぜ?
身体の中では何が起きている?
では、目の前の赤ちゃんをどう見る?

と考える。

工学部で培った、観察し、考え、確かめていく姿勢は、助産師になった今も変わりません。
「なぜ?」をそのままにしない宮﨑さんだからこそ、藤牧の「目の前の現象から考える」という学びに惹かれたのかもしれません。

そして、千葉で歯科医と助産師がつながった

今年3月、大阪で同じテーマの藤牧のセミナーを受講してくださった千葉県の歯科医の先生から、

「ぜひ藤牧先生を千葉に呼びたい!」

とお声をかけていただきました。

千葉には宮﨑さんがいる。

それならぜひ、お二人で話をしてみてください――と連絡を取り合っていただいたところ、すっかり意気投合。

今回、宮﨑助産師の主催で、千葉でのセミナーが実現することになりました。

お二人が話をしていたとき、歯科医の先生から宮﨑さんへ、半分冗談で、

「助産師さんが出会う時点で、もっとちゃんとやっといてよ!」

という言葉まで飛び出したのだとか(笑)。

でも、これってとても大切なことを言っていると思うのです。

助産師が見ている赤ちゃんと、
歯科医が見ている子ども。

同じ一人の子どもなんですよね。

子どもの発達を、職種ごとに分断しない

助産師は、妊娠・出産から授乳、新生児期、乳児期の母子を見ています。

歯科医療者は、その後、口腔や顎、歯、噛み合わせなどを通して子どもたちと出会います。

保育士は、毎日の生活と遊びの中で。

療育に関わる人たちは、運動やことば、コミュニケーションなどを通して。

医師や看護師は、それぞれの専門的な視点から。

みんな、それぞれの持ち場で一生懸命、子どもたちのために何ができるのかを考えています。

でも、子どもの身体は、職種ごとに分かれているわけではありません。

だから、それぞれの専門家が持っている「観る眼」をつなげていく。

そうすれば、もっと大きな視点で、一人の子どもの育ちを見ていけるのではないか。

今回、歯科医と助産師がタッグを組んで、このセミナーを準備してくださっていること自体に、大きな意味があると私たちは感じています。

そして、その考え方は今回のセミナーの内容そのものにもつながっています。

午前は、赤ちゃん・ママ・専門家が一緒に学びます

午前のテーマは、赤ちゃんの発達。

キーワードは、

「機能が構造を決定する」

です。

午前中は、専門家だけの講義ではありません。

別途、

「赤ちゃんの脳と身体を育てる発達のお話会」

として募集している、歩き始める前の赤ちゃんとお母さんたちも参加します。

つまり、

赤ちゃんとお母さん、そして医療・保育など赤ちゃんに関わる専門職の皆さんが、同じ場所で、同じ藤牧の話を聞きます。

生まれてから歩き始めるまでの約1年間。

赤ちゃんは、

呼吸する。
吸う。飲み込む。

首を支える。

寝返る。

うつ伏せになる。

腹ばいをする。

高ばいをする。

そして、やがて自分の足で立ち上がります。

一見すると、成長とともに自然にできるようになっていくことに見えます。

けれど藤牧は、その一つひとつの動きに、赤ちゃんの脳と身体が育っていくうえで大切な意味があると考えています。

「うつ伏せは、脳の発達の始まりである」

藤牧が赤ちゃんの発達についてお話しするとき、よく使う言葉があります。

「うつ伏せは、脳の発達の始まりである」

では、なぜ、うつ伏せなのでしょう?

なぜ、その先に腹ばいがあり、高ばいがあるのでしょう?

「発達にいいと聞いたからやらせる」のではなく、

なぜ、この動きがあるのか。
赤ちゃんは、その動きを通して何を経験しているのか。

そこを知ることで、目の前の赤ちゃんを見る目も変わってきます。

午前の講義では、藤牧が46年にわたり子どもの発達を探究してきた経験をもとに、お母さんにも分かる言葉で、赤ちゃんの脳と身体の発達についてお話しします。

専門職の皆さんにとっては、発達について学ぶと同時に、

専門的なことを、お母さんたちにどう伝えるのか。

そこも含めて見ていただける時間になると思います。

実際の赤ちゃんを見て、大人も腹ばい・高ばい!

そして、講義を聞くだけではありません。

藤牧が参加している赤ちゃんを実際に見ながら、腹ばい・高ばいのサポートをデモンストレーションします。

専門職の皆さんには、その様子も間近で見学していただきます。

そして――、

見るだけでは終わりません。

お母さんも、専門職の皆さんも、全員で腹ばい・高ばいをやります(笑)。

藤牧も、もちろん自分でやって見せます(笑)。

大人になってから、本気で腹ばいや高這いをすることなんて、なかなかありませんよね。

でも、自分の身体でやってみると、

「こんなふうに身体を使うのか」

「ここが動くのか」

「赤ちゃんは、こんなことをしているんだ」

と、頭で聞くだけでは分からなかったことに気づきます。

聞く。
見る。
自分の身体でやってみる。
そして、もう一度赤ちゃんを見る。

藤牧が大切にしている「身体を見る目」を、実際の赤ちゃんと一緒に育てていく午前の部です。

母子向けのお話会は、ここで終了します。

午後は「構造が機能を決定する」

午後は、さらに専門的な内容へ進みます。

テーマは、

「構造が機能を決定する」

午前は、赤ちゃん自身が身体を使い、動くことから発達を見ていきました。

午後は見る方向を変えて、身体の**「構造」**から、赤ちゃんの機能や発達を考えていきます。

頭蓋仙骨療法では、身体をどのように捉えているのか。

頭蓋仙骨系のリズムとは何か。

分娩時、産婦さんと赤ちゃんの骨格にはどのような動きがあるのか。

出生の過程で、赤ちゃんの骨格をどう見るのか。

母乳を吸うという運動を、骨格的な視点から見ると何が見えてくるのか。

さらに、頭蓋仙骨療法で用いられる「エネルギーシスト」という考え方なども含め、藤牧の長年の臨床経験を交えながらお話しします。

動くことで、身体がつくられていく。
そして身体の構造は、その後の動きや機能にも関わっていく。

「機能」と「構造」。

どちらか一方ではなく、両方の方向から一人の赤ちゃんを見る。

それが今回の一日を通した大きなテーマです。

医療・保育の専門職でなくても参加できます

午後は頭蓋仙骨療法や解剖学・生理学など、少し専門的な内容も含まれます。

医師、歯科医師、歯科衛生士、助産師、看護師、保育士、療育関係者など、赤ちゃんや子どもに関わる方には、ぜひ聞いていただきたい内容です。

ただし、医療・保育などの専門職限定ではありません。

赤ちゃんの発達や身体について学びたいという気持ちがある方なら、どなたでもご参加いただけます。

藤牧が関東で、実際の赤ちゃんを見ながら発達についてお話しし、さらに午後には頭蓋仙骨療法の視点から身体を掘り下げていく機会は、そう多くありません。

関東の皆さま、この機会にぜひご参加ください。

そして、

「この人にも聞いてほしい」
「赤ちゃんの発達を勉強している人がいる」

という方がいらっしゃいましたら、ぜひこの記事をご紹介いただけたら嬉しいです。

10月18日(日)千葉・開催概要

赤ちゃんの発達と 頭蓋仙骨療法概論

日時
2026年10月18日(日)

受付 9:30
第1部 10:00〜12:00
第2部 13:00〜16:30

会場
市川市八幡市民交流館 ニコット
2F 軽運動室/多目的室2-1

参加費
29,000円(税込)

基本的には終日受講のセミナーです。ご都合により第1部または第2部のみ参加することも可能ですが、参加費は同額となります。

詳しい内容・お申し込みはこちらです。

午前・母子向け「赤ちゃんの脳と身体を育てる発達のお話会」

時間
10:00〜12:00(受付9:30〜)

対象
歩き始める前の赤ちゃんのいる親子

定員
20組

参加費
赤ちゃん+大人1名 3,500円(税込)
大人1名追加 +1,000円

持ち物
バスタオル2枚

服装
お母さんも赤ちゃんも、動きやすい服装でご参加ください。

※当日は、医療職・保育士など赤ちゃんに関わる専門職も同じ講義を受講し、藤牧による赤ちゃんへのサポートのデモンストレーションを見学します。

詳しい内容・お申し込みは下記URLから

/https://leela-for-women-and-baby.my.canva.site/haihai

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藤牧 経乗

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