10月3日・4日の2日間、大阪・岸和田の津田助産院で、「藤牧による赤ちゃんケアと発達指導💗見学研修会」を開催しました。
今回の研修には、ちょっと特別なつながりがありました。
実は、参加してくれた赤ちゃんたちの中には、7月にお母さんのお腹の中にいた頃から、藤牧や助産師さんたちと出会っていた子もいたのです。
7月にケアした妊婦さんが、赤ちゃんと一緒に帰ってきてくれました
7月4日、津田助産院では「妊娠期のお母さんへのケア」をテーマにした研修を行いました。
この研修では、助産師専門コースのステップアップ講座「産前産後・骨盤ケア講座」を修了した助産師さんたちが、妊婦さんお一人に対して3〜4名でケアを実践。
ケアの前に身体の状態を確認し、ケアの後にはどのような変化が見られるのかを、お母さんご自身の感覚も伺いながら、助産師さんたちと一緒に観察・考察しました。
藤牧が大切にしているのは、ただ手技を行うことではありません。
「今、このお母さんの身体はどんな状態なのか」
「手を当てた後、何が変わったのか」
「なぜ、そのような変化が起きたのだろう」
そこまで考えることが、学びなのです。
このときには、立ち方や歩き方、足裏への体重のかかり方、骨盤周辺の動きや身体の左右差などを確認しました。
お母さんからは身体の感覚についてのお話も伺い、顔色や表情、お腹の形、赤ちゃんの動きなどにも目を向けました。
そして10月。
そのときお腹の中にいた赤ちゃんたちが、今度はお母さんと一緒に、研修に来てくれたのです!
7月の研修に参加していた助産師さんも、
「あなたがお腹の中にいたのね。はじめまして💗」
と、嬉しそうに赤ちゃんに声をかけていました。
妊娠期から誕生後へ。
こうして一人の赤ちゃんの成長を続けて見られることは、助産師さんたちにとっても、とても貴重な学びになりました。
2日間で赤ちゃん12名、妊婦さん2名!
今回、マッキー先生が2日間でケアを行ったのは、赤ちゃん12名と妊婦さん2名。
なかなかの人数です(笑)。
実は今回の研修には、もう一つの名前がありまして……。
「赤ちゃんケア千本ノック💗 マッキー先生、がんばれ〜!」
もちろん、本当に千人ではありません(笑)。
でも、赤ちゃん一人ひとりの身体を丁寧に観察し、その子に合わせて考え、手を使う。
それを何度も繰り返すからこそ、見えてくることがあります。
赤ちゃん一人ひとりのケアと発達指導には、約1時間をかけています。
まずは、赤ちゃんの姿勢や身体の緊張、動き方などを丁寧に観察するところから。
頭蓋仙骨療法によるやさしいケアを行い、その後は、赤ちゃんの発達段階に合わせて、うつ伏せや腹ばいなどの身体の使い方を見ていきます。
さらに、お母さんにも赤ちゃんの身体の様子をお伝えし、ご家庭でどのように関わっていけばよいかを一緒に考えます。
赤ちゃんの身体を見て、感じて、考える。そして、お母さんと一緒に、その子の「育つ力」を見つめていく。
藤牧が大切にしているのは、そんな時間です。
赤ちゃんは、身体で何を伝えているのでしょう?
赤ちゃんは、まだ言葉で自分の状態を説明することができません。
お腹が空いた。おむつを替えてほしい。眠い。
それだけでなく、身体に何らかの不快感や緊張があるときにも、泣いたり、反り返ったり、身体の動きや表情を通して何かを伝えているのかもしれません。
藤牧は、赤ちゃんの姿勢や動き、頭や骨盤を含む身体全体の状態を観察しながら、やさしく手を当てていきます。
その際に用いるのが、頭蓋仙骨療法の繊細なタッチです。
今回の研修でも、ケアの途中で排便が見られた赤ちゃんや、授乳時の様子に変化が見られた赤ちゃんがいました。
お母さんからは、
「全然、吸いつきが違います〜💗」
「今までは吸われると乳首が痛かったのに、今は痛くありません!」
という声も聞かれました。
もちろん、こうした変化は今回の研修で見られた個々の赤ちゃんとお母さんの様子であり、すべての赤ちゃんに同じことが起こるという意味ではありません。
でも、助産師さんたちにとっては、目の前で起きていることを観察し、身体の状態と照らし合わせて考える、大切な機会になりました。
藤牧がいつも問いかけるのは、
「この赤ちゃんは、身体を通して何を伝えているのだろう?」
ということ。
赤ちゃんをただ「泣いている子」「反り返る子」として見るのではなく、その子の身体全体を見つめる。
そんな視点を、助産師さんたちにも身につけてほしいと考えています。

ケアの後は、赤ちゃんの発達を見つめる時間
身体のケアに続いて行ったのが、赤ちゃんの発達指導です。
今回は、うつ伏せや腹ばいの動きを中心に、一人ひとりの赤ちゃんの発達段階に合わせて、身体の使い方を見ていきました。
まだ自分では前へ進む動きがうまくできなかった赤ちゃんも、藤牧のサポートを受けながら、脚で床を押し、身体を動かそうとします。
その姿を目の前で見ると、思わず声が上がります。
「わぁーっ!」「すごい、すごい!」
まだ自分では何もできない、ただ寝ているだけ。
赤ちゃんとはそういうものだと思っていたのに、目の前の小さな身体が、こんなにも力強く動こうとしている。
この小さな身体の、いったいどこに、こんな力が秘められていたのでしょう。
赤ちゃんの中には、私たちの想像をはるかに超える「いのちの力」がある。
それを目の当たりにした瞬間、鳥肌が立つほど感動するのです。
赤ちゃんは、ただ何かをしてもらうだけの存在ではありません。
自分自身の身体を使い、育とうとする力を、すでに持っている。
そんなことを、今回も赤ちゃんたちが教えてくれました。
今回も、沖縄・鹿児島・広島・大阪・兵庫・三重など、各地から助産師さんたちが集まってくださいました。
沖縄から鹿児島、広島、兵庫、三重、まで!熱い助産師さんたちが集合
皆さん、本当に熱心です!
赤ちゃんの身体をじっと見つめ、藤牧がどこに手を当てているのか、なぜそう考えるのか、一つひとつを学ぼうとする姿が印象的でした。
そして研修を終えた皆さんからは、それぞれの地域に戻って、目の前のお母さんや赤ちゃんのために、自分にできることを実践していきたいという思いが伝わってきました。
手技を一つ覚えることだけが、研修の目的ではありません。
赤ちゃんの身体を見る目を育てること。
目の前の現象から「なぜ?」と考えること。
そして、自分の手で何ができるのかを探究し続けること。
そんな助産師さんたちが、それぞれの地域でお母さんと赤ちゃんに関わってくださることを、とても嬉しく思っています。

助産師専門コース・基礎講座を11月に名古屋で開催します
藤牧が指導する**「藤牧式・頭蓋仙骨母子ケア 助産師専門コース」**では、基礎講座から段階的に学びを深めていきます。
今回のような特別研修も、基礎講座を修了した助産師さんが、内容ごとの受講条件を満たすことで参加できる学びの機会の一つです。
そして、2026年最後の「基礎講座」を、11月14日(土)・15日(日)に名古屋で開催します。
赤ちゃんやお母さんのために、もっと身体のことを知りたい。
手技を覚えるだけでなく、「なぜ?」を考えられる助産師になりたい。
そんな思いをお持ちの助産師さんに、ぜひ参加していただきたい講座です。
【11月14・15日 名古屋開催】
助産師のための頭蓋仙骨療法・基礎講座
赤ちゃんとお母さんにできる「手」を学ぶ2日間
皆さんと一緒に学べることを楽しみにしています!


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