2020年1月の活動のご報告♡その1 「赤ちゃんハイハイ広場」in 大阪・茨木

2020年1月は、大阪・茨木市での「赤ちゃんハイハイ広場」で幕開けしました❣

昨年9月に「特定非営利活動法人さんさんごご」さんの企画で講演を行いました。この日は赤ちゃん連れのママから専門職の人まで総勢97名のご参加がありました。

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今回は、その講演をうけての実践版❣❣ たくさんのママと赤ちゃんが来てくれました♡

話を聞いて「なるほど!」と理解できても、いざ実際にやってみても上手くいかないんですよね~。ハイ、だからちゃんと赤ちゃんの腹這い(ずりバイ)、高這い(四つんバイ)を実際に手ほどきして、サポートします❣

私共の講習会や研究会で勉強・研鑽してくださっている選りすぐりの助産婦さん達が全国から終結!(関西のみならず、鹿児島・福岡・横浜から参加されましたよ♪)

助産婦さんひとりひとりが赤ちゃん親子1組にじっくりマンツーマンで、ママのお話しを聞いたり、赤ちゃんの腹這い・高這いを上手にサポートしていきます。

初めは、バタフライみたいに両手を同時にバンバンと動かして脚で蹴ることなく、手だけで動いていた赤ちゃんも最後には、きれいに交叉パターンでトカゲさんみたいに上手な腹ばいが出来るようになりました。♡

赤ちゃんが誕生してから立ち上がるまでの期間に、ヒトが生物として生きていくのに必要なモノを赤ちゃん自身がちゃんと搭載してきています。

うつ伏せから寝返り、腹這い、高這い~とその「動き」が刺激となって「脳幹部」を充実させていきます。

だから赤ちゃんが搭載してきているその「動き」をちゃんと出させてあげることがとても大事なんです。

初めは上手に出来なくても、ちょっとサポートしてあげて手足が上手に動き出すと、もう後は自分でどんどん力強く這っていきます♪ 赤ちゃんは本当に天才♡です!!

♡♡♡♡♡♡♡♡

そして、午後からは、午前中に参加した全国から来てくださった助産婦さん達と午前の部の振り返り勉強会です。

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生物進化発生論的に搭載されている「腹這い」のパターンではなく、自分流の這い方をしてしまっている赤ちゃん(例えば、片足だけで蹴る腹這いや、手が突っ張って交叉パターンが出ずに水泳のバタフライのように動かしている・・等々)に、どのようなサポートをしてあげたら良いかを午前中撮影した動画をスライドで見ながら、指導していきます。

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原始反射の残存などもきめ細かくチェックしていきます。

上手くハイハイ出来ない赤ちゃんには、原始反射が強く残りすぎていて上手く床を蹴れない場合もあるのです。

現役プロの助産婦さん達も真剣に話を聞いておられました。

 

なぜ、藤牧がこんなに「腹這い」「高這い」に強い思いを持っているのか。

小児科のドクターはテレビや、本の中で「ハイハイ出来なくても立って歩ければ特に問題が無い」という趣旨の発言をされている方がほとんどです。

 

でも藤牧は、孤軍奮闘、異を唱えます。

 

藤牧は、39年前大学卒業と同時にアメリカ・フィラデルフィアにあるグレンドーマン博士が主催するThe Institute for the Achievement of the Human Potential(ドーマン研究所)に赴き、正規スタッフとして約4年間、脳機能改善プログラムの研究生活を送ります。

ドーマン研究所には、医者から「一生寝たきり」と宣告された脳障害や脳損傷を持った人々が一縷の望みを持って世界中から集まります。

そしてドーマン博士の開発した運動を中心とした訓練プログラムを経て、医者から「一生寝たきり」と宣告されたされた人々が、実際に「立ち」「歩き」「言葉を話す」姿を何百、何千と見てきました。

見るばかりでなく、藤牧はこれらの脳障害を持った人々と同じ宿舎で寝食を共にし、それはそれは厳しい運動プログラムも一日も欠かさず一緒に行い、毎日泣き笑いを共にする生活を送ってきました。

「一生寝たきり」と宣告された「成人」の人でも、いろいろ多種多様の運動プログラムはありますが、メインは「腹這い」「高這い」なんだそうです。結局、ヒトとしての原初の動き、赤ちゃんが誕生から立ち上がアるまでの動きをひたすらインプットしていくのだそうです。そうすることにより、脳、特に脳幹部に刺激がたくさん入り、機能を取り戻していくのです。

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でも「成人」は身体も大きいし、硬直があったりすると動かすだけでもとても大変です。それでも刺激をインプットしないと脳のシナプスは構築されませんから、とにかく39年前の研究所時代は、雨が降っても雪が降っても「腹這い」「高這い」を中心としたトレーニングを毎日したそうです。(時々ドーマン法が虐待チックに捉えられる所以ですね。今は寄宿舎もありませんし、野外でのトレーニングも無いようです。)

だから、

だから、

赤ちゃんの時、ちゃんと「腹這い」「高這い」するのが大切だし、ちょうどその動きをするドンピシャの時期にしておくのが、いちばん本人に負担が無いのです。

でも赤ちゃんの時期を逃がしたらもう手遅れって??NO!NO!大丈夫、何歳になっても遊びの中で「腹這い」「高這い」を取り入れてどんどんやってみてくださいね!!だって成人でも機能をどんどん取り戻していくんですよ。脳には「神経可塑性」という働きがあるので、いつでもチャレンジOKなんです!

 

先日、藤牧が、研究所時代の約4年間でどれくらい「腹這い」「高這い」をしてきたか、計算機叩いてみたら、なんと、

3000キロメートル

北海道稚内市役所~沖縄那覇市役所までが約3000キロメートルだそうです。

 

藤牧はただ理論上の知識やデータだけでなく、ひとつひとつの運動の意味が、どのように「脳」に伝達され、どのように「身体」に機能していくかの仕組みが、くっきりと藤牧自身の身体に骨の髄まで刻み込まれおり、

理屈を超えた深い深い理解に基づいているものであるということをどうぞご理解くださいませね!

ハイハイ3000キロメートルの男、マッキーさんは今日も元気に赤ちゃん達とハイハイだぁ~!!

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